キャッシュレス革命

はようございます。

連日暑いですね。東京ではそろそろお盆の季節です。埼玉県出身のわたしにとって、この季節のお盆はまだ慣れません。

埼玉時代の事を思い出していました。財布のことです。

わたしが新人だったころ、先輩社員から「財布を買え」といわれました。「社会人なのだから財布は必要」といわれました。その当時は銀行の紙袋に数千円を入れて、あとは小学生が持つような小銭入れを使っていたのです。会社と家の往復ならばそれで事足りていたのです。定期券はあるわけだし、昼ご飯はいつもお弁当を作って持参していたからです。

そして仕方なく1500円の財布を買いました。これは銀行の紙袋の替わりとして使っていました。そのため数千円しか入れていません。あるときこの財布が盗まれたのです。防犯カメラの映像によると外部犯でした。しかしわたしの被害はこの1500円の財布と中に入っていた数千円だけだったのです。財布にあれもこれも入れていたら被害が多かったと思います。肝心なカード入れは盗まれていませんでした。わたし以外にはパートさん二人がやられていました。

現在はキャッシュレス決済が推進されてるので、お財布と現金を持ち歩かなくても生きていけます。経済産業省では「キャッシュレス・ビジョン」というものを作り、強力に推進しています。ここでいうキャッシュレス決済とは現金を使わなくても活動ができる状態という意味です。ニセ札が多い韓国や中国ではキャッシュレス比率が高く、韓国では89.1%、中国では60.0%(2015年)です。また先進国といわれるアメリカでは45.0%、イギリスでは54.9%(2015年)です。一方日本は18.4%です。お札の技術が高く、現金の信用が高いことのあらわれです。

小売店をやっていて思うのは「現金の管理」というものに多くの時間を使っているということです。金庫点検・レジ点検を1日に3回やり、銀行に入金に行かなくてはなりません。両替手数料もかかります。正しく釣銭を渡した気になってもどこかで間違えてしまいレジ誤差で不足金を計上してしまいます。こういうコストはキャッシュレス決済ですべてなくなります。もちろんカード会社などへの手数料はかかりますが、現金を数える手間を考えれば安いです。さらにいうとアルバイトにレジ金を抜かれるというリスクからも解放されます。

そしてコインパーキングでもキャッシュレス決済が進んできています。anパークの駐車場ではクレジットカードとdポイント支払いが可能です。クレジットカード利用については「QT-net倶楽部」をご覧ください。フェリカ対応の携帯でQT-net倶楽部の会員登録をしたのち、登録画面より利用するクレジットカードを紐づけます。すぐお使いになれます。

財布や現金にこだわらなくても、カードや携帯さえあれば活動ができる時代となってきています。