部屋干しの原因菌は洗っても取れない

おはようございます。

空気が重いですね。

洗濯をしても臭いが取れないことが増えてきました。部屋干ししたときの独特な臭いは細菌が原因なのですが、その菌種までわかるようになりました。それが「モラクセラ菌」といいます。このモラクセラ菌は通常の洗濯をしただけでは完全に洗い流せないそうです。

そして、部屋干しのように干す時間が長くなると残った菌が増えてしまいあの臭いを発生させます。この菌を調べると60度以上の温度になると増殖しなくなることがわかっています。

家庭では通常の洗濯は60度以上にできません。そこで40度のぬるま湯+漂白剤で洗います。漂白剤を入れると40度でも菌の増殖を抑えられるので、この方法を使います。その40度のぬるま湯を家庭でどうやって用意するかというと、バケツ1杯の熱湯をあらかじめ洗濯槽に入れておき、その上で通常の洗濯を行います。こうすることで40度のぬるま湯で洗えるのでモラクセラ菌の増殖を抑えることができます。

なお、コインランドリーの洗濯機を使えば高温設定で42度にすることができます。わざわざ熱湯を用意しなくてもボタン一つでラクラクできます。

もう一つの方法は乾燥機を利用することです。実は家庭用の乾燥機は60度まで上がらないそうです。そのためコインランドリーの乾燥機を使います。コインランドリーでは高温設定で70度まで上がるそうです。ガスを燃やした熱を直接使えるので、高温環境を作ることができます。これによりモラクセラ菌を減らすことができます。なお、乾かす時間を短くできるので、増えたくても増える時間すらなくなります。

ポイントは「60度以上」です。

これを意識すればあの臭いから解放されます。