柔軟剤とはあえて衣類に残すもの

おはようございます。

9月です。「日々新たなり」ということで、今日からまた「新生活」を始めて行こうと思うわけです。

今朝は気温が下がり過ごしやすいですね。こういう日は少し難しいことでも頭に入っていきますので、「柔軟剤」についてお話ししようと思います。

柔軟剤を使わないと仕上がりが硬くてゴワゴワしますし、静電気も起きやすくなります。しかし、柔軟剤を使えば滑らかな肌触り、柔らかくふんわり、そして静電気知らずです。

柔軟剤は洗剤と反対の性質がある物質です。成分表示では「四級アンモニウム塩」「陽イオン界面活性剤」と書かれています。「逆性せっけん」と呼ばれる物質です。せっけんの「逆」なのです。せっけんは界面活性剤です。界面活性剤はマッチ棒の形をしていて頭が水に溶ける部分、棒が油に溶ける部分でできています。棒が汚れである油に近づき、繊維から汚れを引き剥がします。こうしてせっけんで汚れは落ちるのです。

そのあと繊維上には洗剤が残っているので、その効果を打ち消すものを使います。それが柔軟剤です。洗剤と同じマッチ棒の形をしていますが、プラスとマイナスをひっくり返した物を使います。こうすることで繊維上で洗剤の効果を消します。これがせっけんの「逆」ということです。そして、柔軟剤は繊維側に頭をつけた状態で並びます。こうすることで棒が表面に並ぶことになるので油分のコーティングを作ることができます。これにより滑らかさ、静電気防止の効果が出ます。

柔軟剤はあえて繊維に残すようにして、油分のコーティングで期待する効果を出しているということです。しかし、この成分により皮膚症状が出てしまう人がまれにいます。繊維に残った香料で健康被害の報告があります。

皮膚症状に悩む方に考えたのがコインランドリーで自動投入される仕上げ剤なのです。クエン酸とオレンジオイルをメインにした天然成分でお肌にやさしいものとなっています。洗濯後の仕上がりはさっぱりとした感じで、オレンジの香りがかすかにする程度です。しかも、ちゃんと柔らかくなっており、ごわつきはありません。


この仕上げ剤が無条件に使えるというだけでもコインランドリーを利用する価値はあると思っています。