ぬるま湯で洗っていますか?

おはようございます。

朝晩が涼しくなりました。クーラーをつけなくてもよくなりました。涼しいので、よく眠れました。

気温が下がればもちろん水温が下がります。実はこの水温は「洗浄力」に関わってくる大事な要素です。

10度の水はそもそも洗剤が溶けません。20度で洗剤は溶けます。粉洗剤を使ってないから関係ないと思う方もいるでしょう。温度が上がるほど汚れは落ちるということがわかっています。温度が上がると水分子がよく動くようになります。動きがよくなると繊維の隙間に入ることができます。洗剤も動きがよくなるので、繊維の隙間に入れます。また汚れ自身も分子運動が活発になるので、繊維とくっついているのではなくそこから飛び出すことができるようになるのです。つまり汚れが落ちるということです。

しかし、衣類の生地が高温すぎると傷んでしまいます。生地を傷めず洗浄力を高めるには「ぬるま湯」にしておく必要があります。

しかし、この「ぬるま湯」を毎回作るのは大変です。水道水の温度は毎回違うのですから、それに合わせて温めておかなくてはなりません。

コインランドリーでの洗濯はボタンを押すだけで温度が選べます。何も押さなければ「ぬるま湯」にセットされます。自動でぬるま湯になるように設定されているのです。ほとんどの洗濯物はコインを入れてスタートを押すだけで最適な温度で洗ってくれます。洗濯表示によってはぬるま湯でも生地が傷んでしまうものがあるので、よく確認をしてください。例えば絹素材は低温にする必要があります。

みなさんもぬるま湯を使ってすっきり洗い上げてみてはいかがでしょうか。