タオル復活術

おはようございます。

そして、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

NHKの「あさいち」でタオル復活術について特集があったのですが、みなさんご覧になりましたか?洗濯を繰り返すとタオルが硬くてゴワゴワぺっちゃんこになってしまいます。タオルの繊維自身に油分が含まれていてそれがクッションとなっているのですが、洗剤による汚れとともにこの繊維自身の油分も落ちてしまうのだそうです。その結果、クッションの役割がなくなり、硬くてゴワゴワぺっちゃんこになってしまいます。

合成洗剤は汚れがよく落ちて便利なのですが、こうしたタオル自身の油分まで落としてしまうといった副作用があります。油分を補うために合成洗剤から往年の粉せっけんを使うと復活できるそうです。せっけんを手作りしたことがある人はわかると思いますが、ココナッツオイル、オリーブオイルなどの食用油を使います。それと薬局で買った苛性ソーダを混ぜて固めます。洗濯の段階ではせっけんとして働いてもらいしっかり汚れを落としてもらうのですが、すすぎの段階でお酢を加えてせっけんを分解させ油分を遊離させます。この油分がタオル繊維に入ります。すすぎ1回目にお酢を投入し、2回目はお酢のにおいを飛ばすために水すすぎをします。

という方法を紹介されたのですが、日常生活に追われているみなさん!できますか?少なくともわたしはすごいけどめんどくさいから無理だなと思ってしまいました。実はコインランドリーで使われている洗剤は合成洗剤ではなく、ヤシの実から作られた洗剤を使っています。そしてすすぎ時にはオレンジから作られるソフターが投入されます。オレンジエキスは酸性でここでいう「お酢」と同じ役割をします。もちろんオレンジエキスはやさしい香りなのでそれを飛ばすためのすすぎ工程は不要です。さらにコインランドリーでは乾燥機という助っ人が使えます。ドラムの回転とともに落下衝撃を繰り返します。衝撃により繊維がやわらかくほぐれていきます。そこに熱風が入り込み繊維の内側から空気を含むことができるのです。

しかも操作方法はコインを入れてスタートを押すだけです。コインランドリーに行くたびに柔らかいタオルが復活します。