洗剤と環境

おはようございます。

週末はあっという間に過ぎてしまいました。みなさんはいかがお過ごしでしたか?

わたしたちはファミレスに行きました。家にいるとあれやこれや忙しくなるので、ファミレスでゆっくり食事をして過ごしました。準備や片付けの関係で子供と一緒に食事をすることができなかったものですから、こうして家族揃って食事ができたことがよかったです。また子供は子供でファミレスという環境を楽しんでいたようです。

今日は「洗剤」について考えていきます。洗剤とは汚れを落とすために使うものです。汚れには水に溶けるものと、油に溶けるものの2種類があります。汗は水に溶けますが、皮脂は油に溶けます。そのため水だけでは油に溶ける汚れが落ちないのです。そこで洗剤を使います。洗剤は「界面活性剤」と呼ばれる成分が含まれています。水と油の境目がなくなるように見えるので、こうした名前がついています。ある食器用洗剤のCMで1滴垂らすとパァっと油の境界が広がっていくという現象です。

この洗剤ですがマッチ棒に例えられ、棒の部分が油に溶け頭の部分が水に溶けます。棒を油にさして、棒に油を溶かし、頭を外側にして球状に丸まります。そうすると内側に油汚れを抱えつつ、外側は水に溶けるので水流にのって移動できるようになります。こうして汚れが落ちます。

しかし、この界面活性剤は生物にとっては毒となります。わたしたちの皮脂をはがします。手が荒れます。人間のような大きい生き物は手荒れやその他皮膚の荒れで済むことですが、小さい生き物にとっては即死です。洗剤が分解されずにそのまま川へ流れると川の生き物たちが死にます。こうして生態系を乱すことになります。

そのため洗剤はできるだけ少なく、かつ洗剤自身も役目を終えたら分解できるようなものである必要があります。コインランドリーで自動投入される洗剤はそういった環境のことを考えて、ヤシの実由来の成分を使っています。そして、水をイオン化して洗浄力を持たせることで、洗剤の量が少なくて済むようになっています。

コインランドリーを利用すれば自動的に環境への配慮ができてしまいます。