乾かない科学

こんばんは。

寒さが和らいだかと思えば、また寒くなりましたね。寒暖差が大きいと調子を崩しやすくなります。体調はいかがですか?

寒くなると困るのが、洗濯物が乾きにくいことです。冬物は厚手のものが多く、それだけでも乾きにくいのですが気温が下がるとさらに乾きにくくなります。繊維の奥にある水分がいつまでも残ってることを「乾いていない」といいます。その水分がなくなると「乾く」と言えるのです。

水分子が飛び出す為にはたくさんの運動エネルギーが必要です。この運動エネルギーは温度が高くなると増えます。そのため気温が低いと飛び出す力が弱まり、乾かない状態になるのです。

乾かすためには高温にするのが、手っ取り早いのです。

現実的に手っ取り早く乾かすのは「コインランドリーの乾燥機」です。一般的な衣類では30分〜40分で終わります。「ガス」を直接燃やした熱を直接使って乾かします。電気の場合は電熱線の性能やかけられる電力に限りがあるため高温にできにくいのです。そして、乾燥機では強力な熱風をかけます。こうすることで繊維の奥にある水分の運動エネルギーが高まります。ドラムの回転とともに繊維が打ち付けられて、さらに水分子が飛び出るようになるのです。温度、熱風、回転の力を使い効率よく乾かしていくことができます。

「乾かない!」とストレスを溜めるくらいなら、さっさとコインランドリーで乾かしてしまえばいいのです。