クリーニング屋さんに行かなくても

こんばんは。

今週末はお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」といったもので、いよいよ本格的に春の到来です。

真冬に着ていた厚手のコートはもはや不要ですから、今週末にクリーニングに出す予定です。クリーニングはプロの機械と技術で洗ってくれるのですが、その分高くついてしまいます。家計のためにはクリーニングに出すような素材の服はなるべく持ちたくないのですが。世間的な見た目を演出するには仕方ないと思っています。

家での洗濯は水と洗剤を使った「ランドリー」と呼ばれる方法です。クリーニング屋さんでは「ドライクリーニング」といって有機溶剤を使った洗濯方法です。水での洗濯は型崩れ、毛羽立ち、色がにじむといった現象が起こるのですが、有機溶剤を使うとそうしたことが起こらなくなります。有機溶剤の一つが家庭で使う「除光液」です。水では落ちない汚れも除光液を使えばみるみる落ちてしまいます。油汚れを簡単に落とすにはこうした有機溶剤が便利です。しかし、可燃性物質ですので取り扱いには注意が必要です。だからドライクリーニングはプロにしかできないのです。衣類には油汚れだけではなく汗などの水溶性の汚れもありますから、特別な技術を使って型崩れしない程度の少量の水を入れて落としています。

洗濯が終わったのち、必ず乾燥機を使い乾かします。その後、アイロンやプレスをかけて形を整えます。乾燥機、アイロン、プレスは高温ですから、ウイルスや細菌は最終的にここで一掃されます。プロに任せると見た目だけではなく、衛生的にもきれいになって返ってくるのです。一度使ったものは見た目はきれいだったとしても、衛生面においてはしっかり洗って乾かしておく必要があります。

現在は素材の開発と「ランドリー」の技術が上がってきたおかげで、ドライクリーニングをしなくてもよくなってきています。洗濯表示を見て水洗いOKならば自分で洗った方が家計的には助かります。コインランドリーを使えば羽毛布団のような大きいものでも楽々洗うことができます。布団のように毎日使うものは蓄積された汚れがあるので、しまう前にはしっかり洗って乾かしておくことが必要です。コインランドリーの乾燥機はプロ仕様なので、ウイルスや細菌たちを最終的に一掃することができます。プロに頼むとどうしても数日~1週間ほどかかりますが、コインランドリーで自分で洗えば当日仕上がります。その早さも魅力です。

この週末はお彼岸ですから、冬物をきれいにして春を満喫したいものです。