うんち汚れを落とす

おはようございます。

子供やお年寄りのいる家庭で深刻となっているのが「うんち汚れ」です。これを残しておくと何といっても「臭い」のです。固まって繊維に絡みつく前に取り除いておくことは鉄則となります。

まず、うんちが何からできているか?を掘り下げてみます。まず水分が70~80%を占めています。そして残り20~30%が固形物ということです。固形物をさらに分けると、不消化物と腸内細菌や腸粘膜の残骸ということです。この腸内細菌はビフィズス菌といったわたしたちにとって良い菌もあるのですが、大腸菌といった悪い菌も混ざっています。不消化物の主なものは食物繊維です。食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があります。そこに古くなった赤血球を壊して作られる「ビリルビン」という黄色い色素が胆汁として排泄されて、これが便に混ざります。この色素は「脂溶性」です。

水溶性食物繊維は水に溶けるのですから、水で洗い流せば落ちるものです。不溶性食物繊維は水に溶けないので、物理的に取り除くことで落ちます。摘み取る、吹き飛ばすといった方法が現実的に行われます。腸内細菌や粘膜といった細胞たちはタンパク質です。タンパク質は酵素があると分解されます。そしてビリルビンです。これは脂溶性なので洗剤が必要です。つまり、うんちは水、酵素、洗剤全て必要な「総合格闘技」といえるのです。

まず、うんちが付いた直後にすることは物理的に取り除くことです。摘み取れるものはティッシュで取り除いておきます。そして「ウタマロ石鹸」のような固形石鹼でこすります。固形石鹸によりタンパク質は壊れますし、脂質も溶けます。これで後はいつも通りの洗濯をすれば大丈夫です。

うんちは色素と臭いが特徴的なので、漂白剤を使った方ことを推奨します。見た目はきれいになっていてもどこか臭いが残る時は漂白剤の出番です。コインランドリーでは専用の漂白剤が発売されています。店内の自動販売機に100円入れるだけです。色柄物でも安心してお使いになれます。漂白剤は殺菌消臭効果もあるため、うんちに含まれる腸内細菌たちは死滅します。大腸菌のような悪い菌が残ってしまうと洋服から再感染することになります。皮膚から直接入ることはないのですが、大腸菌を触った手で口を触ってしまうとまた腸内に入ります。

コインランドリーの乾燥機を使うと、高温の熱風が繊維の奥に入り込むため生き残った細菌たちは死滅します。コインランドリーの乾燥機は最短で乾燥させることができるので、細菌繁殖の隙を与えることはありません。においの元は細菌たちですから、死滅させることで消臭効果があるということです。

落ちない汚れと臭いといううんちにはコインランドリーを活用して総合的に対応したいものです。