化粧品汚れを落とすには

おはようございます。

いよいよ夏休みも残り1週間少々となりました。外を見上げれば秋の空が広がっていることに気付くようになりました。なお、今日の東京はくもり空です。

今日は洋服に化粧品がついてしまった時の落とし方を紹介します。自分の服の場合はとにかく早く落とすようにします。そして、家族の服の場合は「誰よ!この化粧品!」と問い詰めた後に行います。化粧品は主に油と鉱物と顔料から作られています。鉱物というとわかりにくいのですが、落とし方は泥汚れと同じです。鉱物は水にも油にも溶けない粒子です。顔料は色のことで、水にも油にも溶けないものを言います。顔料についても泥汚れと同じように落としていきます。そこに油があることで難易度を上げているのがこの化粧品なのです。

化粧品は汚れを落とすのが難しいものなのですが、それでも早め早めの対応が必要となってきます。時間が経つと油が酸化してねばつきますし、鉱物や顔料がどんどん繊維の奥に移動していってしまうからです。「誰よ!この化粧品!」と問い詰めている間に汚れはどんどん奥までしみこんでいってしまいますので、落とすのがさらに難しくなります。それでも人間ですから汚れのために人知れず落としておくことなんてことはしないのが現実です。

汚れが付いた瞬間に手ではたいて粉ものを落としておきます。この粉をできる限り落としておきます。水やオイルを使う前にこの作業をしっかりやっておくようにします。水にも油にも溶けない粒子がある以上、先に水をつけてしまうと汚れが奥まで移動してしまうのです。

その後に使うものがクレンジングオイルです。クレンジングオイルはメイクを「浮かせて」落とすことで有名ですが、それをこの洗濯物に応用します。クレンジングオイルをつけた歯ブラシで汚れを叩きます。裏側にペーパータオルを敷いて、そこに油分と汚れを移していくような感じです。裏返して、裏側からも叩きます。こうすることで表面、裏面ともに汚れが落ちていきます。最後に台所用中性洗剤で揉み洗いします。洗剤の力で汚れの浮いたオイルごと落としていきます。

その後はいつもの洗濯物と一緒にコインランドリーの洗濯機で洗うだけです。コインランドリーの洗濯機は機械の力で水を細かい粒子にすることができます。これにより奥の奥まで入り込んだ汚れにたどり着くことができます。顔料や鉱物といった水にも油にも溶けないものは、水に溶かすのではなくて水の力で「動かす」ようにして汚れを落としていきます。汚れに届かないことにはこの動かすことはできないのですから、なんとなくスッキリしない洗い上りになるのは当然のことです。コインランドリーに行けば機械が自動的にやってくれるので、わたしたちがやることはいつもと変わりありません。

夏のメイクは特にヨレ防止の工夫がしてあり、落とすのが難しくなっています。基本を押さえて正しくやれば難しいことはありません。