洗濯物を乾かす3要素

おはようございます。

節分が終わり今日から立春です。「暦の上では春」です。春の始まりは本気で寒いですね。こういう時は部屋を暖かくして、温かい飲み物を飲んで過ごしたいものですね。

もちろん洗濯物は乾きません。乾かない洗濯物を眺めながら憂鬱に過ごすのはもったいないです。

洗濯物が乾くメカニズムとして、温度・湿度・風の3つの要素が大きく関係しています。乾きにくいと思ったらどこかの要素を変えればいいのです。

1 温度:洗濯物は温度が高いほど乾きやすく、低いほど乾きにくくなります。

 ということは、温度を上げればいいのです。室内全体の温度を暖房を使ってあげてみるというのも一つの方法です。外の温度が高いなら外に干せばいいですし、室内の温度が高いなら室内仁保した方が効果的であるといえます。人間がいる場所となると、どうしても上げられる温度に限りがあります。35℃を超える日を「猛暑日」と呼んでいて熱中症の危険にさらされるからです。人間が入らない閉鎖的な場所ならば温度を上げることができます。それでいて洋服が燃えない温度です。それが乾燥機です。人間が入らない閉鎖的な場所であり、洋服が燃えない温度を使って乾燥させていきます。

2 湿度:洗濯物は湿度が低いほど乾きやすく、高いほど乾きにくくなります。

 湿度というのは空気中に含まれる水(水蒸気)の割合です。湿度が高いというのはそれだけ水分量が多いということです。洗濯物の周りに水分が多いとそれだけ水分が拡散しにくくなるので、乾きが悪くなります。除湿器を使って空気中の水分を減らしていくようにします。相対湿度という考えがあって、温度を上げると空気中に取り込める水分量を上げることができます。そのため、同じ水分量立ったとしても相対的に少なくなるのです。温度を上げることは相対湿度を下げます。

3 風:風が強いと洗濯物が早く乾き、風がないと洗濯物は乾きにくくなります。

 風とは空気の動きです。洗濯物に含まれる水分が隣り合った空気へ移動していき、水蒸気の層を作ります。そこの水蒸気の層を風によって移動させることで水蒸気が少ない空気が洗濯物と隣り合わせになります。これを繰り返すことで、常に洗濯物の隣には水蒸気が少ない空気がくることができます。それにより水分の移動が早まり、早く乾かすことができるのです。サーキュレーターを使って空気を移動させるとより早く乾かすことができます。これも人間がいると人間が快適に思う風しか発生させることができないのです。閉鎖的な場所で強力な風を作ればその分早く乾かすことができます。それが乾燥機です。

乾かすために最善の状態を閉鎖的な場所で作りだしているのが乾燥機なのです。乾燥機を使えば最短で乾かすことができるのです。コインランドリーの乾燥機は温度を上げて相対湿度を下げて、風を送りこむ装置です。しかも、上げられる温度が家庭用より高いできますし、風の強さも巨大モーターにより出力を上げることができます。

一般的な洗濯物ならば30~40分で乾かすことができます。また、室内干しによる生乾きならば10分~20分で乾かすことができます。憂鬱になる時間があればさっさと乾かしに行った方がスッキリしますよ。