血液汚れを落とす

こんにちは。

新学期が始まり、洗濯においてもいろいろ試行錯誤を続けていることが多いです。慣れないことをやっているとついやってしまうのが「出血」です。知らないうちにケガをしていたことが往々にしてあります。

血液汚れについては他の汚れとは性質が違うので手順を間違えないようにしましょう。血液の成分は何でしょうか?理科の授業で学んできていると思いますがおさらいしましょう。血液の成分は固形部分と液体部分に分かれます。固形の成分としては赤血球、白血球、血小板があります。液体部分を血漿といいます。血球たちはもちろんタンパク質からできています。液体部分にはアルブミンのように水溶性のタンパク質が含まれています。血小板で思い出してほしいのですが、これはけがをしたときにこの血小板が集まってきて出血を止めるという作用があります。外気に触れている場所では「けがをした」と認識するので、この血小板が集まって固まってくるのです。固まってしまうと落とすのが難しくなります。その前に応急処置をしておく必要があります。

血液汚れというのは時間が経つと固まるという性質があるのです。メイン成分はタンパク質であることからタンパク汚れを落とす方法を使えば大丈夫です。タンパク質は食器用洗剤で落ちます。これを血液汚れにたらして揉みこみます。繊維の強度にもよりますが、可能な場合は歯ブラシを使って叩くと効果的です。その後、洗剤を水で洗い流せば事前準備はOKです。タンパク質は熱をかけると変性します。簡単に言うとゆで卵状態になるということです。固まってしまうのです。お湯を使わずに水で洗い流すようにしましょう。

固まってしまった血液汚れについては酸素系漂白剤を使いましょう。こちらを浸した水に汚れをつけます。10分ほどつけ置きしたら、通常の洗濯物と一緒に洗います。

コインランドリーの洗濯機の特徴としては洗浄力が高いことがあげられます。家庭用では置き場問題がどうしてもあるのですが、業務用の洗濯機ではそれがありません。強力なモーターを搭載することができます。水道水をそのまま使うのではなく、水粒子を細かくしてから洗濯に使います。こうすることで繊維の奥の奥まで水が届きます。固形物は繊維の奥に絡まるという特徴がありますが、水が届くことで固形物を浮かせて取り除くことができます。

知らず知らずのうちについてしまった血液汚れでも適切に対応すれば大丈夫です。コインランドリーを活用して奥の奥から汚れをスッキリ落としてしまいましょう。