汗をかいた洗濯物

こんばんは。

今月は土日祝と2回あり、思う存分旅行ができますね。みなさんはもうどこか行かれましたか?

旅行は楽しいのですが、洗濯がその分たまってしまいます。帰宅後はとにかく洗濯です。洗濯という現実がそこに迫っている以上、やるしかありません。残暑が残っているこの季節は、日中出歩くだけで、汗をかいた洗濯物がたくさん出てきます。

汗の成分は99.5%が水分です。この水分を出すことで、体を冷やしています。液体の水が気体の水蒸気になるには大きな熱量が必要です。理科の授業を思い出してほしいのですが、水を温めると温めた分だけどんどん温度が上がっていきます。ところが100℃のところでは温めても温めても100℃のままという状態が続きます。これは液体の水が気体の水蒸気になるところで、その温めた分の熱量を気体に変えるためだけに使っているのです。

汗をかくだけでは表面がただの水なのですが、それが水蒸気になって空気中に飛ぶ時にたくさんの熱を使います。その熱源はわたしたちの皮膚表面の温度です。そのため、汗をかいた後、しっかり水蒸気になっていればわたしたちの皮膚の温度は下がります。

水だけなら水蒸気になって飛んでいくだけなので、体が冷えてよかったですねとなるのです。ところがそれ以外の成分があるということが問題となります。

それ以外の成分で多い順に並べると次のようになります。

・ナトリウム 約50%

・カリウム 約30%

・アンモニウム 約15%

・カルシウム 約4%

・その他 1%

これらは水に溶ける成分ですので、溶けている状態ならば洗濯する上で問題となることはありません。しかしながら、大量の汗が出るとこれらの成分がそれと連動して大量に出てきます。水だけが蒸散により取り除かれると、残された成分が結晶化します。海水から塩を作る原理と同じです。結晶化した時に繊維の奥に絡まるのでできることなら早く洗濯はしたいものです。水に溶ける成分ですので、しっかり水分が繊維の奥に届けば汗の成分は取り除くことができます。

コインランドリーの洗濯機は「活性水」といって水粒子を細かくしてさらにイオン化したものを使用しています。粒子が細かいため、繊維の奥まで届くことが可能です。またイオン化していることからこれらの成分を引き寄せることができるのです。こうすることで繊維の奥からスッキリと汗の成分を落とすことができるのです。

旅行の後はコインランドリーの洗濯機で洗うというのが「汗汚れを落とす」ということにおいて理にかなっているといえます。