蛍光剤は悪なのか?

おはようございます。

洗剤に蛍光剤や蛍光増白剤といったものが使われているものがあるというのはみなさんご存知かと思います。もちろん、この蛍光剤が入っている洗剤が必要の時もあるでしょうし、不要の時もあるでしょう。一時期この蛍光剤に「発がん性」があると言われていて、蛍光剤フリーの洗剤でなくてはいけないという風潮が生まれました。さかのぼること40年ほど前、ドイツの研究者が発がん性があるのではないか?という実験結果を出しました。しかし、その研究者自身が再実験をしたところ発がん性はなかったと結論づけています。

しかし、再実験をして否定したにもかかわらずそれを無視して、以前のデータを切り取り「蛍光剤は悪だ!」と煽る人々が現れました。特殊なライトを当てて光るのを見せて、これは蛍光剤がはいっているからというキャンペーンが行われていました。そのため、いまだに「蛍光剤は悪いもの」という認識ができてしまっています。現在では通常の洗濯で使われている方法ならば、蛍光剤で悪影響が出ることはない、とされています。

もともと白い衣類は製造段階で蛍光剤が練りこまれています。しかしながら、洗濯をするたびにそれが落ちてしまうため、洗剤に配合することででそれを補っているだけなのです。光を当てると白く光るため、きらっとしていい印象を与えます。しかしながら、蛍光剤だけでは汚れを落とす効果はありません。あくまでも汚れを落とすのは洗剤です。その上で落ちてしまった蛍光剤を補充しているにすぎません。色物については蛍光剤を補充してしまうと白光りしてしまうため、不向きです。そのため、蛍光剤不使用の洗剤を使うことになります。

色物でも白物でも汚れを落とすことには変わりありません。コインランドリーではその「汚れを落とす」ことを追求して設計されています。洗濯機そのものの構造、水、洗剤、全てです。コインランドリーでは汚れ落ちに優れた業務用の洗濯機を誰でも使えるようにしてあります。家庭用なら置き場所のためにモーターを小さくする必要がありますが、業務用はその必要がありません。あくまでも「汚れを落とす」ために最善の装備を備えています。水は汚れを落とす要です。水があるから汚れがはがれた後も再付着させずに済むのです。コインランドリーでは水に電気をかけて粒子を細かくします。その上でイオン化させます。水粒子を細かくするだけでも洗浄力は上がります。水の表面積を大きくすることができますし、細かいところに入り込むことができます。ナノシャワーヘッドにすることで汚れが落ちるというのと同じ原理です。それだけではなく、イオン化することで汚れを引きはがすことができるようになります。繊維の奥に入り込むことができるので、今までに体験できなかった汚れ落ちを実感するのです。コインランドリーの洗剤は色物でも白物でも影響のないものを使っています。だから、どんなものでも洗い上げることができます。あくまでも主役は汚れを落とすことです。

コインランドリーを普段から利用されている方にとっては当たり前のことですが、汚れ落ちの良さや仕上がりの良さというのは替えがたいものなのです。