予期せぬ胃腸炎

こんにちは。

「予期せぬ出来事」というのは突然やってきます。

それは「ウイルス性胃腸炎」です。このウイルス性胃腸炎についてはそのウイルスに対する治療方法はなく、症状を和らげる薬を使いながら治るのを待つというものです。原因がウイルスである以上、必要以上に吐き気を止めることはできません。そして、大人はトイレで吐こうとか、袋の中に吐こうとかやってくれるのですが、子供というのはそうはいきません。そこらへんに吐いてしまいます。

今回は見事に布団の上と、わたしの服がやられました。共倒れになっては元も子もありません。やられた服をまず脱ぎます。被弾した洋服はバケツに入れてよけておきます。同様に、布団からシーツをはがして同様にバケツへ入れます。布団の上は固形物はないにしても吐しゃ物の液体部分がしみこんでいました。これは一度外へ干しておきました。

吐いたものを見てしまうとそれだけで気持ち悪さが出てくることから、視界から消すことに成功しました。そこからです。吐しゃ物は食べ物と消化液が混ざっているものです。食べ物の固形部分は取り除けるだけ取り除きます。固形部分をペーパータオルでふき取って、それはビニール袋へ入れます。一般ごみに直接入れないようにします。そのビニール袋の口をしばってから一般ごみへ入れます。

ウイルスには「次亜塩素酸ナトリウム」が有効とされていますが、これを衣類にかけてしまうと脱色や生地の劣化が起こる可能性があります。流水で細かい固形物を流した後は酸素系漂白剤をかけて浸しておきます。床など次亜塩素酸ナトリウムが使える場所は、薄めたハイターを床にかけて拭き取ります。薄めたといってもハイターは指の皮膚が溶けますので、必ず手袋をしてください。

避難した布団ですが、改めて除菌・消臭スプレーをかけておきます。次亜塩素酸ナトリウムでなければウイルスを直接破壊することはできないのですが、それ以外の細菌に対しては有効です。また吐しゃ物の臭いを取るという効果があるのでスプレーはかけておく方がよいです。

こうして一通り下処理を終えたものについてはまとめて洗濯が可能です。コインランドリーを使えば予期せぬ出来事で増えた衣類やタオルたちもまとめて洗うことができます。予期せぬ出来事でシーツに自分の服一式にタオルと増えてしまった洗濯物でもコインランドリーなら楽々洗うことができます。乾燥もできますので、汚れたシーツでも当日から使うことができます。