脇汗

こんばんは。

まだまだ暑い日が続いています。そんな時に気になるのが「脇汗」です。

汗が出る「汗腺」には2種類あるというのはみなさんご存知かと思います。一つは体温調節をするための「エクリン腺」ですね。もう一つは「アポクリン腺」です。アポクリン腺は限られた場所にしか存在しません。その一つが脇です。アポクリン腺は皮脂腺と同じように毛穴に接続された形で存在しています。タンパク質や脂質を含んだ汗が出ます。脇にはエクリン腺とアポクリン腺が両方存在している場所なのです。脇は皮膚が薄いので、ここを効果的に冷やすと体温を下げることができます。

アポクリン腺はタンパク質や脂質を含んだ汗が出るため、タンパク質や脂質をエサとする細菌の餌食になります。そのため脇の周りには細菌たちが大量に繁殖してきます。その結果、独特のにおいが発生します。

脂質の洗い残しがあると、そこの部分で脂質の「酸化」が起こります。酸化された脂質は着色します。天ぷら油が時とともに茶色くなるのを見たことがあるでしょうか?あれと同じ原理で、皮脂由来の脂質も時とともに茶色く色づいていきます。完全に茶色になる前に薄い黄色になります。

汗をよくかいた後は、洗い残しがないようにしっかりと洗濯しておくことが予防になります。予洗いをしておくことで洗い残しを防ぐことができます。脂質であることから洗剤を使うことで分解されます。中性洗剤を直接汗の部分にたらして軽くもんでおきます。作業とすればそれだけなのですが、やっておくのとやらないのとでは大きな差が出ます。

実際に黄色くなってしまった場所においては「色素汚れ」になるので、酸素系漂白剤で10分~20分つけ置きをしておきます。これで予洗いはOKです。

その後は他の洗濯物と一緒にコインランドリーで洗います。コインランドリーは業務用の洗濯機ですので、洗浄力が家庭用より高いです。その秘密は機械、水、洗剤の3つです。大きな機械の中には大きなモーターが搭載されています。パワフルな水流を作ることができます。そして水です。水粒子を細かくしたものをさらにイオン化させた活性水を使用しています。繊維の奥まで水が入り込むことができますので、奥からスッキリときれいになります。そして洗剤です。機械、水に合わせた専用の洗剤を使っています。

夏の脇汗は予洗い+コインランドリーで完全予防です!