防災の日に考える

こんにちは。

本日は「防災の日」です。1923年9月1日に関東大震災が発生しました。この地震は関東地方を中心に甚大な被害をもたらしました。特に東京や横浜で大きな被害が出ました。この地震による死者、行方不明者は約10万5000人ににのぼり、その多くは火災によるものでした。特に現在の墨田区に当たる場所では「火災旋風」によって約3万8000人が焼死したとされています。この災害により日本の防災意識を大きく変えることとなり、今では「防災の日」として定められています。

みなさんは災害に対して何か準備をしていますか?行政が動くのが3日間と言われていますので、最低3日間生きられるものを用意しておく必要があります。先のコロナ騒動でコロナウイルスに感染すると市から食事が来たのがまさに3日後でした。その間は自分で用意しなくてはなりません。まさに自分の命は自分で守るということです。そこを考える時に「衣食住」の3つを踏まえるとよいとされています。

先人たちがなぜ衣→食→住の順で言葉を作ったのでしょうか?この順で必要とされるからです。生まれたばかりのわたしたちはおむつをつけて産着を着るのです。衣を完了しなければ、環境変化に対応するのが難しいからです。そして、母乳を飲みます。その後、家に帰ります。災害準備ではどうしても「食」から手を付けることが多いのですが、「衣」に対してもしっかり考えておくことが必要です。肌着を交換するだけでも環境変化に対応しやすくなります。「表3日裏3日1日洗濯1週間」というような状態では現実的ではありません。水が貴重になってきますから、紙パンツを用意しておくと清潔に利用できます。

稼働しているコインランドリーがあればそちらを使うことが想定されます。使用方法が簡単といっても、慣れない機械を使うとなると戸惑うものです。日頃からコインランドリーはどういうところなのか、どうやって使ったらいいのか?ということを体験しておくことが大切です。幸い現在はコインランドリーが多数出店しており、生活圏に一つは店舗があります。平時に入ってみると思っている以上に多くの方が利用しているというのがわかります。乾燥機はぐるぐる回っていますし、洗濯機も回っています。ランドリー袋を取っ手にかけている方も見受けられます。どれくらいで終わるのか?ということを実際に体験してみると思っている以上に早く終わるというのがわかります。19分で洗濯が終わってしまうからです。

平時からの備えというのが大切です。みなさんの「衣」に対しての備えは何ですか?