やめる決断

新しいことを始める勇気は、

結構みんな持っています。

これをやるぞっ!

という決断は、案外できるものです。

 

これはやめよう、

という決断は、案外時間がかかるのです。

時間切れで会社整理という話もあるのです。

 

ある意味、人間追い込まれないと、

とことんやり切らないのかもしれません。

一度追い込まれた経験をすると、

とことんやる、

そこが深化するのだと思います。

 

残念なことに、

とことんやることができないと、

終わるのです。

 

前にしていた事業で、

赤字の現場が発生しました。

広告をいろいろ試しても

半年たっても

黒字化が見込まれませんでした。

 

設備投資をする事業で、

それを借り入れで賄っていましたが、

その借入金の返済が終わったとしても

赤字のままであることが計算上明らかでした。

 

明らかに見立てを誤ったのです。

ずるずると赤字現場を抱えるのは、危険です。

その事業では、

半年たっても赤字なら撤退、

というルールで動いていました。

 

半年後に関係各所にお詫びに行き、

その現場は閉鎖しました。

設備は他の現場で使うことにしました。

 

やめる決断、

撤退のルールをあらかじめ

定めておくことはとても大切です。

 

前にリーマンショックの時に、

撤退の基準、ルールを定めていなくて

傷口を広げた記憶があります。

そこから学び、

やめる決断の基準、ルール、

これを設けるようになりました。

 

あなたの事業のやめる決断基準、

用意してありますか?

 

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