五感の優位が違くても、具体的に伝えることで、コミュニケーションがとれる

夫婦で会話をしようとして、なかなか意思の疎通が図れない、

そんな時は、二人の優位な五感が違う可能性が大。

人間は人により、五感のV=visual(視覚)、A=auditory(聴覚)、

K=kinesthetic(触覚)の3つのどれかが優位となっていることがほとんど。

その理解が深まると、感情のコントロールや、状態管理、コミュニケーション、

そしてマーケティングや営業までもが、簡単に感じられます。

これは男女関係をはじめ様々な人間関係の相互理解にも大変重要なことです。

みんな、五感全てを持っていますが、人により得意な五感が違うのです。

主に次の3つが得意な人がほとんどです。

 

視覚Vが得意な人は、早口です。

脳に浮かぶイメージを言葉にして話すので、早口になるのです。

ビジョンやイメージの世界に生きていて、他の人ともビジョンやイメージの共有をしようとします。

 

聴覚Aが得意な人は、普通のスピードで聞き取りやすく丁寧に話します。

言葉や語彙の定義に細かく、意思の疎通を図るために、

それはどういう意味なのかと、細かく聞いてくることもあります。

言葉の世界に生きていて、他の人と言葉で共有をしようとします。

 

触覚Kが得意な人は、感情にアクセスしながら話すので、ゆっくり話します。

感じる感情を言葉にしようとするので言語化に時間がかかります。

感情の世界に生きていて、他の人と感情を共有しようとします。

 

例えば、視覚V優位な人々のグループの中に、一人だけ触覚K優位な人がいると、早口でビジョンやイメージを共有するグループの中で、一人だけ感情の世界の住人として感情を共有しようとすることになります。

当然に話はかみ合いにくくなります。

一人だけ浮いてくるのです。

また、視覚V優位の人からは、アイツとろいよな、と言われることすらあり得ます。

私自身もこのことを学ぶ前に失敗をしています。

元妻は触覚Kが優位で感情にアクセスしながら言語化をするので、

視覚V優位の私が言った質問になかなか答えられないことが多かったのです。

質問してから5分くらい待っても言語化ができないことがよくあったのです。

当時こういう知識を持たなかった私は、元妻のことをバカにしました。

こういうことの積み重ねが元妻から私への不満や恨みとして積みあがっていたのを当時の私はわかりませんでした。

 

ここで、この両者が意思の疎通を図るためには、具体的な話をするしかありません。

これは、こう見えます、こう聞こえます、こう感じます、

と、同じことをそれぞれの感覚で表現できると、コミュニケーションが取れるのです。

この違いは、男女のどちらでもありえます。

生まれによる星占いよりも、比較的すぐにわかり、実生活に役立つ知識です。

 

コミュニケーションをとる時に、男女の違いに加えて、

この視覚V、聴覚A、触覚Kの違いも理解できると、

お互いの相互理解が今まで以上に進み、より親密な関係が築けるようになります。

お互いの得意な五感が違う場合でも、具体的に話すことで意思の疎通が図れます。

また得意な五感の違いを認め合い、協力し合い、幸せな関係性を築いていくのです。

 

あなたが視覚V優位な場合でパートナーが触覚K優位である場合、

あなたはパートナーのことを反応が遅い、のろま、トロイ、と感じることがあります。

それは、パートナーの性質でありますが、能力がないわけではありません。

感情にアクセスする時間が必要なんです。

バカにせず、相手の間を尊重してあげることでコミュニケーションが取れるようになります。

私がした失敗をあなたは繰り返さなくていいのです。

このテーマは、ブログコメントに対応していません。
ファイル名の末尾に「_xxx」等を付けて無効化すると、baserCMSの基本のコメントフォームを呼び出すことができます。
AOS