機械油汚れを落とす

おはようございます。

機械の可動部、特に回転する軸にはグリスなどの油がついています。また、自転車のチェーンにも油が塗ってあるのです。自転車のチェーンなどに衣類が触れると油汚れが衣類につくのです。普通に洗っただけではなかなか落ちないので、戦意喪失してしまいます。

知らずに洗濯しても、このように汚れが落ちずに残るのです。

機械油汚れ-前

汚れが落ちないと一瞬『捨ててしまおうかな』とさえ思うこともあります。そんな時、ちょっと待ってください。下準備をすることで簡単に落ちるのです。

機械油は、頑固な汚れです。しかし、やってやれないことはありません。油に対してはとにかくスピードが命です。「後でいいや」というのが最もやってはいけない事です。家のキッチンの換気扇汚れがなぜ落ちないか?それは時間が経ってしまい、油が酸化して別の物質に変わってしまっているからなのです。酸化した油はギトギトのネバネバとなり、落とすのが難しくなってしまいます。機械油も同様に、酸化してしまうと別の物質に変わり落とすのが難しくなるのです。

落とすための戦略として敵の性質を考えるわけですが、機械油は酸性です。酸性の油はアルカリ性のものでよく溶けるのです。アルカリ性の石鹸や洗剤を使用すると、落としやすくなります。また、油が溶け出す温度はおよそ40度以上のため、お湯を使用することでより落としやすくなります。

油汚れがあるところを、洗濯石鹸で擦ります。

機械油汚れ-洗濯石鹸

次にお湯を沸かし、お湯につけて少し冷めたところで、手もみ洗いをします。ポイントはお湯ですね。

機械油汚れ-お湯つけもみ

それでもうっすらと油汚れが残っていた時は、衣類が濡れた状態で洗濯石鹸で擦ります。生地が石鹸で白くなるくらい、よく擦ります。

機械油汚れ-濡れた状態で再度洗濯石鹸でなぞる

それからほかの洗濯物と一緒に洗濯機に入れます。洗濯物のタグは、洗濯機に入れる前に確認してください。洗濯機での水温の洗濯は高温にします。高温は約40度に設定されていますので、より機械油汚れが落ちやすくなります。

洗濯が終わったら乾燥機で30分乾燥させます。このように綺麗に機械油汚れも落ちるのです。

機械油汚れ-乾燥まで終了

うっかりつけてしまった機械油汚れでも「やってやれないことはない」のです。汚れが落ちた達成感はひとしおです。