なぜ毛布を洗うのか?

おはようございます。

みなさん毛布を洗っていますか?なぜ毛布は定期的に洗う必要があるのでしょうか?大きくて重たい毛布ですので、洗うとなるとなかなかの重労働となります。面倒なことこの上ないのです。それでも毛布は定期的に洗うものなのです。

忘れているかと思いますが、毛布は肌に直接触れています。パジャマでカバーできない部分ですね。特に首回りです。首の皮膚は顔同様に皮膚が薄い部分です。しかし、顔を洗うように首を洗うととても洗いにくい場所なのです。体を洗うように首を洗うとそれはそれで皮膚が薄いため痛くなります。顔でも体でもない首は洗うのが難しく、思っている以上に洗い残しが生じています。美容家の方に言わせれば「首まで顔」なのでしょうがね。

毛布汚れを予防するにはまず自分の首をキレイにしておく必要があります。キレイにしたくてゴシゴシ洗うのはNGです。皮膚が薄いためゴシゴシ洗うと皮膚が傷つきます。その傷を治すために炎症反応が起きます。炎症反応は体の修復に必要なことなのですが、それがダラダラ長く続いてしまうのが問題なのです。炎症を起こしていても無駄と思ったわたしたちの皮膚は硬い組織を作って体を守ろうとします。首はたっぷりの泡をつけた素手でなでるように洗うとよいとされています。どうしてもタオルを使いたい時は綿素材で刺激のないものを使うようにしましょう。

その首回りですが、人間なので生きている限り垢が出てきます。それが毛布に直接付着するのです。垢の成分は古い角質と皮脂の分泌液が混ざり合ったものです。つまり、タンパク質と脂質の混合物ということです。毛布に付いたこれらを落としていくことになります。タンパク質と脂質ならば洗剤を使えば落ちるので、脂質が酸化して性質が変わる前に洗っておきたいのです。脂質が酸化してしまうと、サラサラしていたものがべったりしてきます。そのため落とすのが難しくなってきます。

また毛布の特徴としてふわふわした素材であることがあげられます。これは静電気を発生して、ホコリを引き寄せてしまうのです。つるつるした素材であればほこりが付着することはないのですが、このふわふわ素材はホコリをたくさん集めてしまうのです。自分で何かしているというわけではなく、そこに毛布がある限りホコリは毛布に吸い寄せられていきます。またホコリをエサにするのがダニです。ダニが増えていってしまいます。

直接肌に触れるものだからこそ、垢まみれホコリまみれダニまみれの毛布による影響は直接出てきます。コインランドリーを利用すれば毛布は簡単に洗うことができます。みなさんも毛布は定期的に洗うようにしてください。