柔軟剤でトラブルに?

おはようございます。

家にいると片づけをすることが増えてきました。先日タオル庫を片付けたのですが、洗濯に上がった順に上からのせてしまっていたので、奥の方がほぼ使わない古いタオルでした。その古いタオルは家庭用の洗剤と柔軟剤を使っていたものでした。その柔軟剤の強いにおいがしたのですぐに気付きました。比較してみるとわかったのですが、規定量にもかかわらず柔軟剤の強いにおいが残っていたのです。今はコインランドリーで自動投入されているもので、ほとんどにおいはありません。洗濯が終わった後はかすかにオレンジのにおいがついているのですが、乾燥を終え保管をしている間にそうしたにおいは飛んでいます。しかし、かつての柔軟剤はにおいが残っています。しかもその柔軟剤は「除菌消臭」をする商品であり決して「香りが長続き」というブランドではありませんでした。もし香りが長続きする商品だとしたらどれだけにおいが残っていたのでしょう?

こうした柔軟剤のにおいについて「国民生活センター」では相談事例が公表されています。2008年の相談件数は14件でしたが、2012年は65件となり急増しています。このにおいに関する相談187件のうち「危害情報」(具合が悪くなった)は61%(115件)あります。

その相談事例のうち主なものです。

 1 柔軟剤を使用し、室内干ししたところ、においがきつく、妻と2人とも咳が出るようになった。柔軟剤を使用したタオルで顔を拭くと咳が止まらなくなった。メーカーに連絡すると、柔軟剤を持参して医師の診察を受けるように言われたのでそのとおりにした。2人ともアレルギーの反応が低かったので原因不明として複数の薬を処方してもらった。

 2 隣人の洗濯物のにおいがきつすぎて頭痛や吐き気があり、窓を開けられなく換気扇も回せない。柔軟剤のにおいではないかと思う。医師の診察は受けていないが、家族3人全員同じような症状で今まで特定の物質にアレルギーがあると言われたことはない。

 

柔軟剤でにおいを残すということは洗い流されていないということでもあります。こうした流されていない柔軟剤ではそれにより皮膚障害がおこったり、吸ってしまって気持ち悪くなる症状が起こってしまったりします。コインランドリーで自動投入されるものはそうした健康被害が少なくなるように開発されたものです。そのため、柔らかくなる効果を残しつつ、余計なにおいがつかないようになっています。オレンジオイルを使用しているので、かすかにオレンジのにおいがつきますが、それもいずれ飛んでしまいます。

柔軟剤のにおいは自分一人の問題ではなく隣人トラブルにもなりかねません。こうした洗濯はコインランドリーで済ませてしまえばトラブルの種すらなくなります。

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