汚れを最大限に落とすには洗剤の○○に気を付ける

こんにちは。

2月は28日までなのであっという間に時が過ぎてしまいます。

東京は比較的暖かく3月の気温だそうです。外に干せば洗濯物がよく乾くことでしょう。すでにスギ花粉が飛散しており、外に干せなくなりました。

今日は洗剤の話をします。衣類の汚れは汗などの水分、タンパク質と油汚れといった脂肪分からできています。水で洗い流せば水に溶ける汚れは流れてしまうのですが、油汚れは洗剤を使わないと落ちません。

洗剤は界面活性剤でできていて、混ざらないことで有名な水分と油分の間を取り持ちます。界面活性剤はマッチ棒の形で例えられています。棒の部分が脂肪分でできていて、油に溶ける性質があります。一方、丸い部分は水に溶ける性質があります。そのため洗剤は水の中で溶けた状態で存在できます。棒の部分が油汚れに近づき、汚れごと棒にとらえられます。そして水流があることで洗剤&汚れは引きはがされるのです。汚れの数(衣類の数)だけ洗剤が必要なのです。しかし、汚れの数以上に洗剤が多くなっても余った洗剤は何かするわけではなくただ浮遊しています。しかし汚れの数より洗剤が少ないと、汚れが余ってしまうので、汚れが落ちません。洗剤を無駄にせず最大限に汚れを落とすには洗剤と汚れの数を同じにすることが大切です。

そのため洗剤には量が決まっています。汚れの個数を数えるのは大変なので衣類の重量で考えます。その重量に合わせて洗剤を計量します。現在使われている洗剤は「コンパクト洗剤」と呼ばれていて界面活性剤が濃縮されているものです。つまり、正しく計量しないと誤差が大きくでてしまうのです。ちょっと多くても洗剤を無駄にしてしまいますし、ちょっと少ないだけと思っていても汚れは落ちないのです。

家庭の洗濯機ではこのちょうどよい量を毎回量る必要があります。しかし、業務用の洗濯機では洗剤を自動投入しますので、その手間が要りません。しかも適量を自動でいれるので毎回汚れを最大限に落とすことができます。

洗剤を無駄にせず汚れは最大限に落とすには適量が大切なのです。