カメムシが洗濯物につく

こんにちは。

秋本番ということでカメムシが洗濯物についていることがあります。せっかく干した洗濯物なのに虫がついていてはがっかりしてしまいます。

カメムシは成虫のまま冬を越します。しかし、寒さに弱いため暖かい場所を探しています。外に干してあるホカホカの洗濯物はカメムシにとって最高の環境なのです。柔軟剤の香りがフローラルですと、花と勘違いしてカメムシが吸い寄せられてしまいます。洗濯物の色においても花のような明るい色をしているとカメムシが寄ってきてしまいます。温度、香り、色すべてそろわなくてもいずれかあればカメムシの温床と化してしまいます。ベランダに干してある洗濯物についたカメムシはそのまま暖かい室内へ入ろうとしますので注意が必要です。

カメムシがついていると見ただけで気持ち悪いですし、きれいな洗濯物が汚染されます。最も恐ろしいのは悪臭を放つことです。うっかり触ってしまうと強烈な臭いを出しますので、手に負えなくなります。もし、カメムシを発見した場合は「つぶさないように」ピンセットで取り除きます。洗濯物には薬剤散布ができませんので、地道な作業が必要です。

カメムシ対策としては外に洗濯物を干さないのが一番です。室内で干すとなると乾きにくいという問題が発生します。乾きにくい洗濯物からはカメムシとは関係ない異臭が発生します。細菌やカビの大量発生です。ジメジメした環境はこれら微生物にとって大好物なのです。そのため、室内干しも適切な対応とはいえません。

乾燥機を使うのが適切な対策と言えます。カメムシと触れ合わずに、なおかつ早く乾かすことで細菌やカビの増殖を抑えることができるからです。家庭に乾燥機がない方でも大丈夫です。コインランドリーがあります。家庭に乾燥機がある方でもコインランドリーを使うことができます。

コインランドリーの乾燥機は「ガス式」といってガスを燃やした熱を直接使うことができるため、高温にすることができます。また大きいドラムで乾燥することができるため、空気を繊維の奥にたくさん含むことができます。小さい乾燥機を使うと、衣類がばらけずシワになった状態で乾いてしまいます。家庭用の乾燥機を使う時はこのシワに注意が必要です。高温の熱風がでますから、細菌やカビは死滅します。そして死骸は乾燥機のフィルターを通して回収されます。コインランドリーの乾燥機を使うことで細菌やカビを除去できるのです。

うっかりカメムシの被害にあわないためにも、乾燥機を積極的に使いましょう。