花粉の多くは洋服についています

こんばんは。

いよいよ3月です。ここ数日は暖かい日が出てきました。東京都の花粉情報では「やや多い」だそうです。これは1㎠あたりの花粉の個数を顕微鏡で数えています。「やや多い」の場合はそれが10個〜29個あります。個数がだんだん増えてきて「多い」30個〜49個、「非常に多い」50個以上、となります。本格的なピークは3月中旬です。現在花粉症の方は対策が必須です。

花粉とはあの黄色い粉で花から放たれるもの、というのはみなさんご存知かと思います。その中でアレルゲンとして働く部分があります。その部分だけを取り出して皮内テストをすると強いアレルギー反応がでます。この強力なアレルゲンを熱にかけると皮内テストの反応は落ちます。またタンパク質分解酵素をつけておくと、皮内テストの反応は落ちます。ということは、熱とタンパク質分解酵素があれば、花粉のアレルゲンとしての効果をなくすことができるのです。

コインランドリーの乾燥機はガスを燃やした熱を直接使うため「高温」にすることができます。乾燥機を回すだけでもドラム内の熱で花粉が変性してアレルゲンとしての機能をなくせます。また、乾燥機内のフィルターにより舞い上がった花粉は回収されます。乾燥機をかけるだけで花粉症の予防ができるということです。

また、タンパク質分解酵素は洗剤に含まれます。洗えるものはしっかり洗っておくと花粉をしっかり分解してくれるわけです。その上で乾燥機をかけるとダブル効果で花粉のない洋服に仕上がります。

現在は室内も「換気」しているため、花粉が舞い込んできます。だからこそ、室内干しをせずに乾燥機を利用してほしいのです。乾燥機は付着を予防するだけでなく、すでにある花粉を分解し除去してくれます。

花粉の多くは洋服に付着しますから、洗濯から乾燥までを制すると予防効果を上げることができます。