カビはプラスチックの部品についている

おはようございます。

本日は気持ちの良い晴天ですが、春の天気は変わりやすいため数日後には雨となることが多いです。気温は20℃前後で過ごしやすいのですが、湿度も高くなっています。わたしたちが活動しやすいと思っている以上に、カビにとって過ごしやすくなります。

カビは20℃~30℃、湿度80%が最も繁殖しやすい生き物です。細菌が30℃~40℃であることからすると、「思っている以上に低い」ということがわかります。だから油断してしまうのです。ジメジメした梅雨時期にカビをケアすることが多いのですが、この4月こそ意識しないとカビが生えてきてしまうので注意が必要です。

洗濯物自体にカビをつけないというのが最終的なゴールです。そのためには洗濯槽自体にカビをつけないことが大切です。洗濯槽にカビがついているともれなく洗濯物にもカビが付着します。そしてそのままカビがついた状態で干すことになります。乾燥することでカビの胞子が飛んで行ってしまうことがありますが、室内が20℃前後であり湿度60%程度あればカビはしっかりと繁殖を始めています。

コインランドリーの洗濯機は家庭用と違い重量があってもいいのです。これがどういうことかというと、プラスチックの部品を極力使わずに作れるのです。プラスチックは軽くて扱いやすいのですが、どうしても付着性が高くなるという欠点があります。プラスチックの食器とステンレスの食器を比べればその違いはみなさんが経験した通りかと思います。プラスチックの食器は付着性が高いので油汚れが落ちにくいのです。プラスチックを使うことで軽量化することができるので、持ち運びがしやすく家庭に置きやすくなります。集合住宅でも重くて下に落ちるということはありません。コインランドリーの洗濯機は汚れが付きにくいステンレスを採用していますので重くなりますが、業務用ということで場所をしっかり確保できたところにおくのですから支障ありません。そしてそのステンレスは腐食性が低く、カビが付きにくい素材を使用しています。例えていうなら、手術室内で使う設備と同レベルといえます。

家庭用の洗濯機ではプラスチックの部品が多いこともあり、ここに汚れがたまってしまうことがあります。特に汚れているのが、洗濯くずネットです。ここに洗濯くずとカビがたまっています。また、洗剤投入口は洗剤が固まってくっついています。こうしたところを定期的に掃除していかないと、洗濯をしても汚れがついてしまうのです。洗濯槽においても定期的に掃除をしていかないと黒カビがぎっしりついてしまいます。

コインランドリーの洗濯機を使うことでカビ汚れの心配なく使用することができます。そして、乾燥機を利用すれば高温環境によりカビは完全に死滅します。合わせて使うことで洗濯物自体にカビをつけないという目標を達成できてしまいます。