ジャム汚れの落とし方

おはようございます。

今朝は優雅にパンを食べました。パンはおいしいですね。パンが焼けた香りは何といっても食欲をそそります。

そんなパンですが、子供たちにとっても大好物です。ジャムをたっぷりつけて食べる様は子供らしくて微笑ましく思います。しかし、その代償はあるもので、ジャムの食べこぼしは至る所についています。床についたジャムは拭けばいいのですが、洋服についてしまったジャムは色素が強くなかなか落とせるものではありません。

それでも素早い応急処置によってその影響を抑えることができます。まずは乾いた布やティッシュでふき取れるだけ拭き取ります。

その次は水を使って洗い流すのですが、ジャムの糖分はベタベタするのでポイントは温度です。冷たい水を使うと、べたつきが残りやすくなります。溶解度曲線というのを小学生の理科の授業でやったと思うのですが、覚えていますでしょうか?砂糖は20℃の水100gに対して200g溶けますが、100℃の水100gに対しては476g溶けるというグラフです。砂糖は水に溶けるのですが、高温の方がより溶けることができるので汚れ落ちがよいということなのです。しかしながら衣類の傷みを考えると38℃~40℃のぬるま湯が適切です。ぬるま湯をシミの部分にかけて、糖分を溶かすように落としていきます。色素の部分は中性洗剤をつけてもみます。その後、ぬるま湯をかけて落としておきます。

これで終了です。ブルーベリーのような色素の濃いジャムでも楽々落とすことができます。あとは他の洗濯物と混ぜて洗えば終了です。「どこにジャムがついていた?」と思うほどきれいに落とすことができます。

応急処置が遅れてしまうとこのような結果にすることは難しくなります。水分が抜けて糖分が結晶化することで、繊維に絡みついてしまいます。時間が経つことでどんどん繊維の奥まで汚れが浸透していってしまいますので、「表面をこすればいい」という単純作業が通用しなくなります。だからこそすぐに落とせる汚れは落としておかなくてはならないのです。繊維の奥の汚れはより強い洗剤をを浸透させること、歯ブラシでトントン叩くといった方法があります。こちらに関しては繊維を傷める方法になるので、可能な範囲で行うようにしてください。

コインランドリーの洗濯機は水を微粒子化してさらにイオン化した「活性水」を使用しています。これにより繊維の奥まで水がいきわたりやすいという特徴があります。そのため、家で洗うよりは洗浄効果が高いです。それでも「絶対」はありません。できるだけ早めの応急処置をおこなった後にコインランドリーの洗濯機を使って洗えばより効果的に汚れを落とすことができます。