干すだけでは不十分!羽毛布団

おはようございます。

寒い冬に大活躍しているのが羽毛布団です。綿の布団しか知らなかったわたしにとって羽毛布団という存在は革命です。「軽くて暖かい」を表現すると羽毛布団になってしまいます。寝返りを打つのも楽ですし、何しろ暖かいです。

そんな羽毛布団ですが、以前より重くなった気がした?フカフカしなくなってきた?以前より暖かくないかもしれない?と感じたことがありませんか?実は羽毛が汗を吸ってしまったからなのです。干すと水分は飛びますが、汗に含まれるタンパク汚れは残ります。タンパク質は微生物にとっての餌です。アレルギーの原因となる微生物が増殖してしまいます。そこで布団の「丸洗い」が必要となってくるのです。

羽毛布団が洗えるといってもドライクリーニングが必要なのではないか?と思っているかもしれませんが、ドライクリーニングは石油溶剤を使っているので皮脂などの油汚れには効果があるのですが、汗のような水分とタンパク質がメインの汚れは落ちないのです。また羽の脂肪分が水分をはじいて独特の軽さを生み出すのですが、石油溶剤によってそれが溶けてはがれてしまいます。そのため羽毛布団は「水による丸洗い」が必要となってきます。

家の洗濯機で洗うことも可能ですが、ここでのポイントはふっくらと乾燥させることです。羽毛布団が入る大型の乾燥機は家庭用ではありません。一方でクリーニング業者に頼むと1枚5000円~1万円程度かかります。コインランドリーでの丸洗いはふっくらと仕上がるのに業者より安くあげられる方法なのです。

コインランドリーの乾燥機は「ガス乾燥機」と呼ばれ、強力な熱風を発生させることができます。その熱風を使って羽毛布団をふっくらと蘇らせます。

次の回では実際の洗い方についてご紹介したいと思います。