お父さんの臭い

おはようございます。

10月も残りわずかとなりました。10月が終わると今年もあと2か月です。

特に12月になるとどこかせわしない感じがしていよいよ今年も終わるのだなと思います。残された2か月を大切に過ごしたいものです。

ふと思い出したことがあります。お父さんの枕カバーはどうしてあの独特の臭いがするのでしょう?自分の臭いはあまりよくわからないとしても、お父さんは明らかに臭います。

わたしたちの体からは汗と皮脂がでます。汗はエクリン腺とアポクリン腺からでます。エクリン腺からは主に水分と塩分が排泄されますが、アポクリン腺は水分や塩分の他に細胞の断片が汗に混じって排泄されます。アポクリン腺は幼児期には発達が悪く、思春期になって急速に発達します。細胞の断片は皮膚に住んでいる細菌にとっては餌となるので、それを食べて細菌たちは増えていきます。細菌たちも食と排泄があるわけで、この排泄物がヒトにとって独特の臭いとなっているのです。

30代から「ペラルゴン酸」と呼ばれる皮脂が分泌されます。この臭いは使い古した食用油に似ているそうです。これは酸化された皮脂で、抗酸化作用のあるポリフェノールで臭いが軽減するそうです。40代からは「ノネナール」と呼ばれる皮脂が分泌されます。いわゆる「おやじ臭」の原因です。

ここまでとまとめると

幼児期では主にエクリン腺から出る汗のしょっぱい臭い

思春期からはアポクリン腺から出る汗のつんとした臭い

30代からはペラルゴン酸由来の使い古した食用油の臭い

40代からはノネナール由来の梅雨時のかびた古本の臭い

となるのです。そして枕カバーは他の衣類とは違って毎日洗濯をする人は少ないものです。だから、臭い物質が蓄積してしまいより一層臭くなるのです。

家ではお父さんのものを別に洗うという家庭があるかもしれませんが、コインランドリーにおいて遠慮は不要です。臭いがあるものこそコインランドリーを利用した方がいいです。次の人は大丈夫?と思うかもしれませんが、それも大丈夫です。コインランドリーの洗濯機では水をイオン水に変換してその力で洗っていきます。ドラム自体も抗菌仕様なのでそもそも臭いの原因となる細菌を寄せ付けません。

乾燥機においては高温の熱風を使うので細菌は死滅しますし、風の力で細胞の断片や細菌の死骸は吹き飛ばすことができます。

臭いが気になるものこそコインランドリーで洗うことが適しているのです。