洗浄力を上げるには○○で洗う

こんにちは。

東京では昨日、気温が18℃まで上がりました。そして今日は曇りで、気温が10℃だそうです。

とりあえず乾いている洗濯物は取り込みましたが、厚手のものは乾いていません。

家庭用洗濯機ではお風呂の残り湯を使うと節水になり、温度をぬるま湯程度にすることができます。しかし、それができる環境とできない環境があります。お風呂と洗濯機が近くに配置されて付属のホースを設置できればそれが可能です。わたしの家では洗濯機がベランダにあり、お風呂場が玄関側にあるためホースの長さが足りず設置できません。そのため洗濯機用の水道から常に新鮮な冷水が使われることになります。

ぬるま湯で洗うことにより洗浄力が上がり、仕上がりがきれいになります。汚れの成分は水分、タンパク質、脂質です。水分については水とともに洗い流されます。タンパク質と脂質を落とすために洗剤を使うのです。水の温度が高くなると水分子はもちろんタンパク質や脂質の分子たちの振動が大きくなります。つまりよく動くのです。分子がよく動くので元居た場所(洋服)から違う場所(洗剤)へ移動することが簡単になります。そのため温度を高くすると汚れが洋服から洗剤へ移動することができます。

しかし、温度が高くなりすぎると、タンパク質が変性します。よく言われる例ですが生卵がゆで卵に変わるのです。硬くなってしまったタンパク質はもう元に戻りません。そのタンパク質が硬くなると、洋服に張り付いたまま動かなくなります。汚れが落ちなくなるのです。

タンパク質を変性させずに、分子をよく動かすためにはぬるま湯の温度がちょうどよいのです。

このちょうどよい温度のぬるま湯が自動的に出てくるのがコインランドリーの洗濯機なのです。だから家で洗うよりも仕上がりがきれいなのです。