薬剤師すみこの玄米生活
もっとお米を食べていい

おはようございます。
「低炭素社会」というのがここ数年のキーワードとなっているのですが、食においても「ロー(低)カーボ(炭素)」という風潮になってきています。炭水化物を食べないようにしましょうということです。
ここについてはわたしなりの見解があって、おそらくそれで合っているのではないか?と思っていることがあります。お菓子の食べ過ぎによる糖質過多があって、このままいくと糖尿病になってしまうということがあったわけです。過度の糖質過剰に対して、一時的に戻すためにローカーボをやりましょうということなのではないか?ということです。炭水化物減らしを続けると、体のバランスが悪くなり2~3か月ほどたつとそれを補うために脂質が増えてしまうという現象が起こります。
少し体重を落とそう!と2~3か月ごはん抜きをやった後は、炭水化物を含めたバランスの良い食事を摂ることがよいのではないか?という結論なのです。お米を食べた方が腹持ちがよく、お菓子に手を出しにくくなります。
「食べる量を減らしたから!」と宣言している人に限って、どこかでおせんべいを食べたり、スナックをつまんだり、お饅頭を食べたり・・・無意識にお菓子を食べているのです。お菓子は脂質が含まれていることが多いですし、糖質の中でも砂糖が多く急激に血糖を上げてしまうものになります。だからこそ、しっかりをお米を食べて胃袋を完全に満たしてしまえば、お菓子に手を出すことは減ります。
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」という作品の中に出てくるのですが、
「一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」
という食生活があります。1日に玄米4合を食べるのです。当時は今のような多種多様なおかずがあるわけではなくて、漬物や梅干しなど「メシの友」のようなものしかなかったわけです。だからこそ、しっかりお米を食べてお腹を満たしていたわけです。そして味噌汁です。玄米だったからこそ成り立つ話だったと今の知識を使うと理解ができます。
なお、今回の写真は「白米+緑米」です。白米の風味をそのままに、緑米の栄養素をガッツリいただくことができます。