道路の凍結を防ぐアイテム

おはようございます。

東京では月曜日に雪が降りました。火曜日の朝には一面の銀世界が広がっていました。

そして今では雪かきで盛った部分や日陰で寒いところに雪がひっそりと残っています。

その火曜日の朝、コインパーキングたちは予想通り雪が積もっていました。雪はここだけに降ってここには降らないでほしいということができません。道路は不便だから積もってほしくはないですが、公園では遊びたいからたくさん積もってほしいものです。しかし、無差別に降ります。天からのギフトはいつも無差別です。もちろん駐車場にも降ります。駐車場にはロック板というものがついています。この板は無賃駐車を防ぐための画期的なシステムです。このシステムがあるからこそ、安心してコインパーキングを始めることができます。そして、板の部分まで雪がたくさん積もっていました。というか、見えません!

雪かきをすればロック板を出すことができるので、通常通りコインパーキングを使うことができます。駐車場には降らないで!という都合のよいことはできないのだなあと実感しました。

雪が降った朝は道路の凍結を考える必要があります。

凍結を考えるときに、「凝固点降下」という考え方を使います。教科書的に言うと溶液の凝固点が、純粋な溶媒の凝固点に比べて、低くなる現象です。水と何かを混ぜると水単独よりはなかなか凍らなくなるという現象です。同じ温度でも水単独なら氷になれるのに、何かと混ぜてしまうと氷になれなくなるのです。そこで、何かを混ぜるのです。一般的には「塩化カルシウム」という物質が凍結防止剤として販売されていますのでこちらを使います。食塩こと「塩化ナトリウム」の方が安いのですが、効果は「塩化カルシウム」の方があることがわかっています。